2020年10月15日(木)
SDGsにも通じる重要ワード「TCFD」とは?
~気候変動を「機会」と捉える経営戦略~

 

 


 SDGs(持続可能な開発目標)という言葉は耳にする機会が増えたと思います。
SDGsを象徴するカラフルな17色のリング型バッヂをつけている方もよく見かけるようになりました。
経済、社会、地球環境の3つのバランスが保たれた持続可能な社会の実現に向けさまざまな企業で取り組みが始まっていますが、昨今注目されているのがSDGsに通じる重要ワード「TCFD」。

今後「企業が気候変動に関してどのような想定/対策をおこなっているのか」という経営戦略は、顧客や投資家、金融機関等が企業の業績を分析し投資判断をするための重要な基準になりつつあります。

たとえば、物流業界では、輸送に伴うCO2排出、梱包資材の廃棄などの問題が、小売業界では、気候変動によるリスクとして原材料価格の高騰や廃棄ロスなどの問題があげられると思いますが、気候変動及び脱炭素化に対する自社の将来像を検討し、それらのリスクや機会を把握し、情報を開示しつつ経営戦略を立案する企業姿勢が求められています。


TCFDとは企業の気候変動に対する情報開示、経営戦略等を検討する
「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」という国際的イニシアティブのことで、TCFDが公表した最終報告書に対する賛同企業数では、日本が世界第1位となっています。


今回当社では専門家をお招きし、SDGsに通じる重要ワードである「TCFD」ついて学んでいただく機会をご準備しました。

是非この機会にご参加頂き、各社様でのお取組にご検討いただく機会となれば幸いです。

いち早くTCFDを活用し、経営戦略に取り入れてみませんか?


 

長村 政明
東京海上日動火災保険株式会社
フェロー/経営企画部 専門部長 国際機関対応

講師のご紹介

東京海上において、災害リスク、気候変動、サステナビリティ問題に関する様々な国際的なイニシアティブとの渉外を担当。2011年8月から2018年3月までCSR室長。2016年1月から2017年7月まで、金融安定理事会 気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)のメンバー。日本のTCFDコンソーシアムの企画委員として、日本のビジネス部門におけるTCFD提言の実施に継続的に関与。

セミナー概要



◆開催日程    10月15日(木)13:00 - 14:45

◆開催方法   オンライン(zoomウェビナー)
※ご応募いただいた方には、開催が近くなりましたら参加方法および参加URLをお送りいたします。
※12:50より入室が可能となります。

◆講師

東京海上日動火災保険株式会社
  長村 政明氏

株式会社三菱総合研究所
  山口 建一郎氏

◆参加費:無料
◆主催:株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ、株式会社 VPP Japan
 協賛:一般社団法人日本スーパーマーケット協会
◆問い合わせ先:株式会社VPP Japan セミナー運営事務局
                                TEL:03-3230-1280(受付時間:平日9~17時)   MAIL:vpp_seminar@igrid.co.jp

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山口 建一郎
株式会社三菱総合研究所 
環境・エネルギー事業本部 主席研究員

京都大学大学院理学研究科修了。同年、三菱総合研究所入社。気候変動対策分野を専門とする。
国内外の気候変動対策動向調査/CDM、二国間クレジット制度(JCM)の制度設計、案件開発、算定手法の開発/国内制度設計支援(カーボンプライシング、フロン対策、再エネ導入)/民間企業の対策検討支援、TCFDコンソーシアム